チャイムや校内放送なども人によってはかなり気になるもの。
同じように、子供が集まる公園も平日とウイークエンドとでは状況が一変するケースもあります。このほか、騒音・振動の原因になるものには、近くの道路(交通量)や鉄道、飛行場が近くになくても上空が離発着の進入路になっている場所では航空機騒音などが挙げられます。
これらの多くは不動産会社や住宅販売会社による積極的な調査・説明義務がありませんし、営業マンも平日の状況を知らず、静かだと思い込んでいるケースが少なくありませんから、購入者自身で調べることが必要です。
また、「静けさ」をとくに重視する人にとっては、曜日に関係なく夜間のカラオケや飲食店などからの音も気になるもの。
繁華街近くの立地は避けたほうが無難でしょう。
ただ、音や振動を苦痛と感じるかどうかのレベルは千差万別です。
我慢できる限度は同じ家族でも人によって違いますので、これも自分の感性に応じて確認しておくことが必要です。
なお、音に関してはチェックが必要な学校や公園が物件に隣り合っている物件は日照条件に恵まれるメリットがある場合も少なくないので、利便性や静けさなど自分の条件に優先順位をつけた選択をするといいでしょう。
自然や子育てに向く環境を求めて郊外に住宅を求める場合は、住まいより−回り広い範囲の施設や状況も確認するといいでしょう。
風向きなどによっては、意外と遠くの工場から発生する臭気や騒音なども気になることがあるからです。
スがあります。
事前に注意するか、そうした事実を調べたうえで覚悟しておくことも必要です。
代表的なものが牛舎や鶏舎など。
こういった施設がマイホームの近くにない場合でも、風向きによっては意外と離れた場所のにおいを感じることも少なくありません。
また、汚染が進んだ川も夏場にはにおいを発することがありますし、郊外に立地することが多い産業廃棄物処理場などの公共施設がにおいの発生源となるケースもあります。
とくに、ごみ焼却場には、においだけでなく社会問題になっているダイオキシンなどの有害物質問題や、清掃車による交通公害の問題もあり、稀に住民運動にまで発展しているようなケースもあるようです。
また、意外と都市部近郊エリアに多いのが工場。
公害問題や都市計画の変更などで古くから立地していた都市部を離れ、郊外に移転するケースが少なくないからです。
このような工場の中には煙、臭気、騒音などを発生させるものもありますし、遠方にあってもやはり風向き次第ではにおいや音を感じることもあるでしょう。
したがって、郊外部にマイホームを求めようとする場合は住宅周辺の環境だけでなく、もう一回り範囲を広げたエリアの環境チェックもしておくと、購入後の後海やトラブルを回避しやすいといえます。
パンフレットなどに表示された駅からの徒歩時間や都心への通勤時間は、正確さを心掛けているものの、あくまで理論的な数値です。
日常生活の視点に立って自分の足で確認をしておかないと、大きな不都合を抱え込むことになりかねません。
一ジ的には一般の人間が通勤時に歩く程度の速さと考えるべきで、比較的早足の部類に入ると思っておいたほうが無難です。
また、駅からの距離は図面から計測しますが、必ずしもピッタリ測れるわけではないうえに、上り坂や信号による待ち時間などは80m=1分のカウントに考慮されていません。
つまり、徒歩時間の計測は正確さを心掛けているものの、必ずしも精密であるとはいえないということであり、個人差も含めて自分の足で測らなければ本当の所要時間は割り出せない、ということになります。
通勤・通学地への所要時間でも同様です。
朝晩のラッシュ時には余計にかかる鉄道・バスの所要時間や乗り換えに必要な時間をはじめ、交通渋滞による慢性的な遅れなども当然考慮されない時間が表示されています。
したがって、マイホーム購入の際に陥りがちなはやる心を一度ぐっと抑え込んで、普段生活するうえで本当に不便はないのか、通勤や通学に支障はないのか、といった日常生活の視点から自己責任で立地環境を検証してみることが欠かせないのです。
もし、営業マンが車で現地を案内してくれたような場合には、毎日自分が使う交通機関や駅までのルートを自分の足で辿ってみるといいでしょう。
このとき、周辺の交通環境なども一緒に調べるようにしてください。
マイホーム周辺の交通量はウイークエンドと平日でどう違うのか。
また、子供が通うことになる学校までの道のりに危ない交差点や歩道、ガードレールが付いていない道などはないか、といったことは実際に生活を送ってみると思った以上に気になる事柄になるものです。
会社員などの場合は終電や終バス、深夜のタクシーの混み具合まで調べたうえでマイホームの選択をすると、購入後に思っても見なかった負担を強いられないですむでしょう。
不動産の物件広告やチラシには、土地の形状や間取り、開口部などの方位を示す「方位スタンプ」が押してあります。
ところがなかには、勘違いなどで実際の方位とスタンプの向きとがズレてしまっているものがありますから、方位磁石で現地確認をすることが必要です。
グや寝室などの日当たりに見当を付けることになります。
土地や一戸建ての場合は、道路付けとの関係から必ずしもチラシの上が北であるとは限りませんが、やはり方位スタンプを通して日当たりに見当を付けるのは同じことです。
ところが、この方位スタンプは必ずしも正確な方位を示しているとは限らない、曲者であることが少なくないのです。
さすがに新築マンションや大型分譲地ではほぼ正確な方位を期待することができますが、実際にあったケースでは南北が完全に逆になって、方位スタンプが南東を示していたはずのリビングが、実際は北東に位置していたこともありました。
また、過去に分譲されたマンションのパンフレットのなかには、日当たりを良く見せるために実際とは異なる方位を印刷しているものも稀にはあるようです。
一般的にこうしたズレは、図面を作製する担当者の勘違いで、スタンプを押す際にどうしてもズレが生じてしまう、人間の作業ならではの一種の不可抗力を原因としていることが多いようです。
ただ、わずかなズレでも不動産を購入する側から見れば気を付けたいもの。
とくに北向きに近い住戸の場合は、東に振れているか西に振れているかというわずかなズレが日当たりに大きな違いを生じさせますから、注意が必要です。
しっかりとした営業マンは現地案内などの際に自分で磁石を持参して方位を確認してくれますが、そういう営業マンばかりとは限りません。
チラシなどにスタンプされた方位はあくまで参考程度にとどめ、買い主自らが現地に磁石を持参して正確な方位を確認するようにしてください。
売り主(前居住者)がペットを飼っていた物件は、臭気やひっかき傷など売り主にも気付かない暇庇が生じているケースもありますから注意が必要です。
わりとして使っていたような場合です。
こうした不始末が長期間に及んでいた物件は、まずその臭気は抜けないと考えてください。
まして不始末が床板を支える根太(ねだ)の部分などにまで染み込んでしまったりしていると、臭気だけでなく時間の経過によって部材の腐敗にまで進行し、その手直しには相当の費用がかかることになります。
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